発表会の想い出を少し。。。
終わってからたくさんの方々にお話し聞くことが出来ました。
皆さん感動したと言ってくださり、嬉しかったのですが、この話が一番うれしかった話です。
本番で女の子が一番の見せ場で転倒してしまいました。
それをみて後ろでみていた保護者の方が目に涙を溜めながらガンバレ――と応援していたとの事。
その子がいつも努力もせず、挨拶もしない礼儀のなっていない子だったら、誰も応援しなかったでしょう。でもいつもみんな見ているのです。
気持ちよく応援してもらえる子にみんななって欲しいな。
もう一つ、転倒は失敗か?
いえ、失敗ではありません。
20年も前の話ですが、ノルウェー国立バレエ団のオーディションを受けました。
嬉しいことに最後の5人ぐらいに残り、最後はパドドゥでした。
そこでスッテンコロリンと転んでしまった女性がいました。
一瞬シーンとなった後、笑い出し「I am sorry, I am fine!」と言って何事もなかったかのように最後まで踊り続けました。
その後、結果は手紙が送られてきて、私は残念ながら不合格。
それから5年後、ノルウェー国立のカンパニークラスを受ける機会があり、更衣室に入るとなんと転んで大笑いした彼女がいるではありませんか!しかもソリストとして。
何が言いたいかというと、転んでもチャンスをつかむ人はしっかりつかむという事。
もしそこでメソメソ泣いていたらこんな人必要ないとなっていたのかもしれません。
失敗は本番で手を抜くこと。
練習もせず、本番だけうまく踊って見せようとする事。
言い訳ばかりする事。
自分の踊りに責任を持とうね。
ガリビヤン バレエ アカデミー
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